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【基本情報技術者試験】概要、出題範囲、試験時間、合格率を解説

こんな方へおすすめの記事
  • 基本情報技術者試験はどんな試験?
  • 基本情報技術者試験の出題範囲を知りたい
  • 基本情報処理技術者試験の合格率は何パーセント?

上記に当てはまる方向けに、IT業界で15年のキャリアを持ち、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験と高度試験を2種類合格した私が、基本情報技術者試験の試験概要、出題範囲、合格率を丁寧に解説します

 

基本情報技術者試験の概要

まずは、基本情報技術者試験について、情報処理推進機構(IPA)のサイトの情報を引用しつつ、重要な点を中心に説明します。

試験勉強ばかりに目が行きがちですが、試験内容を正確に把握することが、合格への近道です。

ラッコくん
ラッコくん
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」(孫子)の通り、まずは試験という対戦相手をきっちり知ることが大事だよ
ペンギンさん
ペンギンさん
基本情報技術者試験の概要は知っているよという方は、この章を飛ばしてね

実施日・試験時間・出題形式

基本情報技術者試験は、春期と秋期の年2回実施されます。

ただし、令和3年度上期におけるCBT(Computer Based Testing)方式での試験の実施期間は、午前試験が2021年10月1日(金)~2021年11月22日(月)、午後試験が2021年10月1日(金)~2021年11月28日(日)を予定されています。

ペンギンさん
ペンギンさん
CBTは、コンピュータを利用して実施する試験方式のことです。

 

試験時間・出題型式は、以下表の通りです。

午前 午後
試験時間 9:30~12:00(150分) 13:00~15:30(150分)
出題型式 多肢選択式(四肢択一) 多肢選択式
解答数/出題数 80問/80問 5問/11問

 

合格率

応募者数 受験者数 合格者 合格率(合格者数/受験者数)
平成30年度春期(2018年度春) 73,581 51,377 14,829 28.9%
平成30年度秋期(2018年度秋) 82,347 60,004 13,723 22.9%
平成31年度春期(2019年度春) 77,470 54,686 12,155 22.2%
令和元年度秋期(2019年度秋) 91,700 66,870 19,069 28.5%
令和2年度10月(2020年10月) 60,411 52,993 25,499 48.1%

(引用元:統計情報 の「統計資料(令和3年度)」)

基本情報技術者試験の合格率は、令和2年度10月を除き20%台で推移しています。合格率は25%程度と考えて良いでしょう。

ペンギンさん
ペンギンさん
令和2年度10月は、前回試験から期間が空いていて、試験対策に時間をかけられた分、合格率が上がっていると推測されるので、外れ値と考えられます。

 

ただし、IPAの合格率の定義は「合格者数/受験者数」です。分母は応募者数ではありません

IPAの基本情報技術者試験のサイトに「R01実績は、応募者数:169,170名、合格率:25,7%」と記載されており、応募者の4人に1人が合格するかのように記載されていますが、だまされないでください。

R01(令和1年)の合格率を「合格者数/応募者数」として、分母を応募者数で計算すると、18.5%程度になります。

試験区分

(引用元:試験要綱・シラバス などの「試験要綱Ver.4.6 」 の実施する試験区分の画像 を一部改変)

基本情報技術者試験は、情報処理技術者の一番下の赤枠の点線部分の試験に当たります。

対象者像が「高度IT 人材となるために必要な基本的知識・技能をもち,実践的な活用能力を身に付けた者」であり、ITエンジニアが最初に合格するべき登竜門という位置づけです。

 

出題レベル

(引用元:ITスキル標準V3の 1部:概要編 の共通キャリア・スキルフレームワークに基づくレベル判定 を一部改変)

IPAが公開しているITスキル標準(ITSS)で、基本情報技術者試験は、共通キャリア・スキルフレームワークレベル2相当のスキルを持っているか判定するためのテストとされています。※図の赤枠点線部分

キャリアフレームワークは7段階あり、情報処理技術者試験で対応しているのはレベル4までです。

ラッコくん
ラッコくん
レベル3が応用情報技術者試験、レベル4が高度試験(ITストラテジスト、システムアーキテクトなど)に相当するよ。
ペンギンさん
ペンギンさん
基本情報処理技術者試験はレベル2で下から数えた方が早いのですが、ITを知らない人にとっては、難易度の高い試験です

対象キャリア

(引用元:ITスキル標準V3の 2部:キャリア編)

基本情報技術者試験では、上図のレベル2の黄色部分である「セールス、ITスペシャリスト、アプリケーションスペシャリスト、ソフトウェアデベロップメント、カスタマーサービス、ITサービスマネジメント」のキャリアのレベル2相当の問題が出題されます。

「マーケティングマネジメント、コンサルタント、ITアーキテクト、エデュケーション」は範囲外ですが、実務では、基本情報技術者試験程度の知識は知っておくべきです。

 

出題範囲

基本情報技術者試験の出題範囲は、大きくテクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系に分かれます。

下記表を初めて見る方は、流し読みでざっくり把握するだけOK

試験勉強をする中で、再度以下表を流し読みして、自分の苦手分野を把握し、重点的に対策すると良いです。

大分類 中分類 詳細
テクノロジ系 1.基礎理論 1.基礎理論 1.離散数学
2.応用数学
3.情報に関する理論
4.通信に関する理論
5.計測・制御に関する理論
2.アルゴリズムとプログラミング 1.データ構造
2.アルゴリズム
3.プログラミング
4.プログラム言語
5.その他の言語
2.コンピュータシステム 3.コンピュータ構成要素 1.プロセッサ
2.メモリ
3.バス
4.入出力デバイス
5.入出力装置
4.システム構成要素 1.システムの構成
2.システムの評価指標
5.ソフトウェア 1.オペレーティングシステム
2.ミドルウェア
3.ファイルシステム
4.開発ツール
5.オープンソースソフトウェア
6.ハードウェア 1.ハードウェア
3.技術要素 7.ヒューマンインタフェース 1.ヒューマンインタフェース技術
2.インタフェース設計
8.マルチメディア 1.マルチメディア技術
2.マルチメディア応用
9.データベース 1.データベース方式
2.データベース設計
3.データ操作
4.トランザクション処理
5.データベース応用
10.ネットワーク 1.ネットワーク方式
2.データ通信と制御
3.通信プロトコル
4.ネットワーク管理
5.ネットワーク応用
11.セキュリティ 1.情報セキュリティ
2.情報セキュリティ管理
3.セキュリティ技術評価
4.情報セキュリティ対策
5.セキュリティ実装技術
4.開発技術 12.システム開発技術 1.システム要件定義
2.システム方式設計
3.ソフトウェア要件定義
4.ソフトウェア方式設計・ソフトウェア詳細設計
5.ソフトウェア構築
6.ソフトウェア結合・ソフトウェア適格性確認テスト
7.システム結合・システム適格性確認テスト
8.導入
9.受入れ支援
10.保守・廃棄
13.ソフトウェア開発管理技術 1.開発プロセス・手法
2.知的財産適用管理
3.開発環境管理
4.構成管理・変更管理
マネジメント系 5.プロジェクトマネジメント 14.プロジェクトマネジメント 1.プロジェクトマネジメント
2.プロジェクトの統合
3.プロジェクトのステークホルダ
4.プロジェクトのスコープ
5.プロジェクトの資源
6.プロジェクトの時間
7.プロジェクトのコスト
8.プロジェクトのリスク
9.プロジェクトの品質
10.プロジェクトの調達
11.プロジェクトのコミュニケーション
6.サービスマネジメント 15.サービスマネジメント 1.サービスマネジメント
2.サービスマネジメントシステムの計画及び運用
3.パフォーマンス評価及び改善
4.サービスの運用
5.ファシリティマネジメント
16.システム監査 1.システム監査
2.内部統制
ストラテジ系 7.システム戦略 17.システム戦略 1.情報システム戦略
2.業務プロセス
3.ソリューションビジネス
4.システム活用促進・評価
18.システム企画 1.システム化計画
2.要件定義
3.調達計画・実施
8.経営戦略 19.経営戦略マネジメント 1.経営戦略手法
2.マーケティング
3.ビジネス戦略と目標・評価
4.経営管理システム
20.技術戦略マネジメント 1.技術開発戦略の立案
2.技術開発計画
21.ビジネスインダストリ 1.ビジネスシステム
2.エンジニアリングシステム
3.e-ビジネス
4.民生機器
5.産業機器
9.企業と法務 22.企業活動 1.経営・組織論
2.OR・IE
3.会計・財務
23:法務 1.知的財産権
2.セキュリティ関連法規
3.労働関連・取引関連法規
4.その他の法律・ガイドライン・技術者倫理
5.標準化関連

(引用元:シラバス(試験における知識・技能の細目)の「基本情報技術者試験(レベル2)」シラバス(Ver.7.1))

 

基本情報技術者を取得するメリット

基本情報技術者試験を取得することで、就職や転職に有利、基本情報技術者試験を学ぶことでスキルアップできるなどのメリットがあります。

詳細は下記リンクの記事を参照してください。

 

基本情報処理技術者試験の学習の進め方

効率的な勉強方法やおすすめの参考書

基本情報処理技術者試験は、一般にIT未経験者で200時間、IT経験者や情報系出身者で50時間の勉強時間が必要です。

情報技術者試験は、過去問の類似問題がよく出るため、過去問を繰り返し解いて、学ぶとよいです。

効率的な勉強方法は、下記記事を参考にしてください。

 

オンラインコース・通信講座(午前免除)

オンラインコースや午前免除付きの通信講座(午前免除)を利用して、短期合格を目指す方法もあります。

具体的には、スマホアプリでスキマ時間に学習できる「【スタディング】スマホで学べるオンライン資格講座(基本情報技術者) 」を活用がおすすめです。

他のおすすめのオンライン講座は、下記記事を参考にしてください。

 

まとめ

  • 基本情報処理技術者試験は、毎年春と秋にCBT方式で実施される
  • 基本情報処理試験は、ITエンジニアまたはITエンジニアを目指す人が最初に合格するべき資格
  • 基本情報処理試験の出題レベルは、ITスキル標準V3のレベル2相当
  • 基本情報処理試験の合格率は、25%前後程度

 

最後に関連記事を紹介します。

↓基本情報処理技術者試験のオンライン講座の比較記事です。

基本情報技術者 短期合格するためのオンライン・通信講座(午前免除) 上記に当てはまる方向けに、IT業界で15年のキャリアを持ち、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験と高度試験を2種類合格した私が...

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